伝統造りのお酒

生酛系(山廃)

生酛系とは現在10%の日本酒で採用されている製法。

一般の作り方(速醸系)とは酵母(糖分をアルコールに変える味の決め手)の製法が違います。


糖分をアルコールに変える工程で雑菌や野生の酵母が雑味の基になります。
一般にはそれらの雑菌を除去するために乳酸が使われます(酵母は酸に強い)


速醸系:乳酸を添加する
生酛系(山廃):酒蔵にいる乳酸菌を取り込んで作る。


生酛系はそれだけ時間も手間もかかりますが、強い酵母ができ雑味のないお酒が生まれます。

選び抜かれた酵母によって力強い濃厚な酒が造り出されるのです。

 

 

久保田 碧寿:山廃作りの純米大吟醸。焼き鳥、炙りなどに最高。

 

 

 

天狗舞 山廃:山廃といえば天狗舞といわれるほど山廃作りの代表。

 


十水造り

日本の古い製法です。
量の表現に“石”という表現があります。
石はお米なら150㎏、水なら180L
現在の製法では、お米と水の割合は10石:12石、すなわち1500㎏のお米に対して2200Lの水を使います。
しかし、古くは10石:10石だったのです。
10のお米に対して10の水を使用することから10の水すなわち十水といわれています。同じ量のお米でも20%も出来高が少ないのです。
それだけ濃厚で味わい深いお酒ができます。

 

 大山 特別純米 “十水”

旨みの強いお酒ですが、のど越しすっきり。焼き鳥や甘めの料理に最高。また食前酒としても特に女性に喜ばれています。

 


熟成酒 

 

「熟成酒」もしくは「熟成古酒」は、一般的には製造1年以上たったお酒を指します。

なかには10年以上も熟成させているものもあります。

温度管理のされた貯蔵庫で静かに寝かせることで、まるでウイスキーのような色合いで深い味わいの日本酒が生まれます。

 

梵 純米吟醸 “ときしらず”:長期氷温熟成された純米吟醸酒で、すばらしい熟成香と淡い黄金色が特徴です。

口当たりもすっきりで、多くの料理に合います。

 


 

原酒

 

 

 

日本酒には、「加水」と呼ばれる水を加える工程がある。

 

原酒は、加水の工程を行っていないため、アルコール度数が高くなるのが特徴です。味わいもより強く感じられるため、オススメは、氷を入れてロックで飲んでみることです。氷が溶けて適度にアルコール度数が下がりつつ、しっかりとした味わいは存分に楽しむことができます。また、日本酒のカクテルにしても、その味わいを損なわず、美味しくいただくことができるのも、原酒ならではの魅力だと言えます。

 

 若竹 鬼殺し 純米原酒

江戸時代、大井川の川渡しで有名な島田の宿は、大名たちがこぞって飲むおいしいお酒でも有名。江戸時代の古文書を基に復刻したのがこの“若竹 鬼殺し”。原酒ならではの風味をお楽しみください。