こしいぶき
多くは新潟で食べられているため、 新潟県外では手に入りにくい希少種です。
そして、コシヒカリと比較・・・
以下は、金助農業株式会社「きたえちご米店」様のご厚意により掲載させていただきました。
きたえちご米店様は新潟のお米をオンラインショップで販売してらっしゃいます。
一度覗いてみてください。
コシヒカリとこしいぶきの比較
コシヒカリとこしいぶきの違い、もっと詳しく!
名前は似ていますし、こしいぶきはコシヒカリの孫にあたるお米ですが、炊いて食べると食感がまったく違います。
【コシヒカリとこしいぶきの関係】
こしいぶきはコシヒカリの子「ひとめぼれ」とイブキワセの子「どまんなか」を合せた品種。 約800通りもの交配の中から選抜された厳選米です。 平成5年に完成した品種ですが、一般栽培が開始したのは平成13年から。 最近やっと15歳になりました、まさにルーキー(新米)です。
また、こしいぶきが栽培されているのは新潟県内だけ!多くは新潟で食べられているため、 新潟県外では手に入りにくい希少種です。 どまんなかのみずみずしさ、コシヒカリの甘味を兼ね揃えた早生(わせ)品種。 米どころ新潟の人たちがうなるお米、まずいわけありませんね
コシヒカリとこしいぶきに合う料理
コシヒカリは言わずと知れたおいしいお米です。 特徴としては前述のとおり、粘りと甘味。炊き立てのもちもちふっくらは、最高のごちそうです。ごはんのおかずとして挙げられるものなら、なんでも美味しく頂けます。明太子、おかか、ちりめんじゃこ、わかめ、ごましお、うめぼし…、なんでも 最高のおかずに引き立ててくれるので、やっぱりおすすめ。
また、風邪をひいたときに、たまごをとろとろに混ぜたおじやにはコシヒカリがおすすめです。 水分が多く、粘りがあり、煮るととろとろになるので、お腹にやさしくなじみます。ビビンバなんかも、おこげが綺麗に出来るのでコシヒカリがおすすめです。
前述のようにこしいぶきの圧倒的な違いは『粘り』です。
こしいぶきは、粘りが少ないので、さらりと行きたい料理、 たとえばお茶漬けやお雑炊に。また、ねばねば丼(オクラ、ねぎとろ、納豆、たくあん、温泉卵etc…)も、 具材と米粒が均等にまざるこしいぶきがおすすめです。 炒飯みたいな、お米がそれぞれぱらぱらしてほしい料理にもこしいぶきがいいと思います。
大体つたわりましたか?
コシヒカリとこしいぶきの粘りのちがい
これに関してが一番違いが分かり易いです。
炊いて、おしゃもじですくったときに、ほんのりでんぷんの糸を引くくらい、 もちもちなのがコシヒカリ。
対してこしいぶきは粘りが少なく、炊いた瞬間から粒が一つずつ立って、しっかりした食感。 冷めるともっと分かり易いです。
たまーに、「もちもちしてるお米が苦手」という人がいらっしゃいますが、 是非こしいぶきを食べてみてください。
甘くておいしいのに、べちゃっとしていない、冷めてもつぶつぶしておいしいです。
コシヒカリとこしいぶきの甘味
コシヒカリは文句なしに甘くておいしいのは常識ですが、 こしいぶきも負けていません。風味は負けず劣らず甘くてふんわり。 あとあじは「立つ鳥跡を濁さず」といったかんじでスキッとした印象です。 「いぶき」という名前にふさわしい爽やかなお米です。
それでいて、お値段がちょっとお安い。魅力的ですね。
コシヒカリとこしいぶきの産地
コシヒカリは福井県で生まれた品種です。
新潟県と千葉県が協力して奨励品種に採用し、味を落とさず、 稲の弱さの問題や、いもち病に強くするために改良されていきました。 この改良された品種のことをBL(ブラストレジスタンスラインズの略)と 呼んでいます。新潟県で栽培されるコシヒカリの9割はこの「コシヒカリBL」です。 きたえちご米店もこれです。
こしいぶき、という名前はあまり親しみがない方が多いかとおもいます。 こしいぶきは一般市場に出回ってから、まだ10年ちょっとしか経過していない ルーキー米です。また、今のところこしいぶきは100%新潟産です。 こしいぶきは新潟県でだけ栽培されている、他県では希少品種です。
もはやどこに行っても「お米」はたべられますが、 やっぱり新潟県で作られるお米は味が違うな、とこれを書いている私はおもいます。 県外に出て、その出先で「コシヒカリ使用」という定食などを食べると 「あれっ、私の知っているお米と違う」と思う機会がよくあって、 お米がおいしいことが当たり前でないことにショックを受けました。
それくらい、新潟のお米はどこで食べても本当においしいんです。 たべたら違いがはっきりわかります。まずは試してみてください!